JERA 台湾にガス火力発電所
JERAが台湾でのガス火力発電所の拡張プロジェクトを手掛ける事業会社に
約1,000億円(19.5%)を出資。
- 東電と中部電力が折半出資するJERAは、台南市にて、既設発電所の隣接地に約10KWのガス発電所設備を建設するプロジェクトを手掛ける事業会社への19.5%の出資を決めた。24年の運転開始を目指す。
- 台湾は半導体の生産拠点として電力需要が拡大している。同国は脱炭素対策で太陽光発電等の再エネの開発を進めるが、発電量が安定しないため、需給のブレの調整用のベース電源が必要。石炭火力よりCO2排出量が少ないガス火力がつなぎの役割を担う。
リクルートHDの時価総額 10兆円超え
リクルートHDの時価総額が13日の終値ベースで10兆7693億円となり、
14年の上場以来、初の10兆超えに。
- リクルートの時価総額はQUICK・ファクトセットでデータが取得な約5万社の内159位となった。時価総額が10兆円をこえるのは上位0.4%に満たない。国内ではトヨタ、キーエンス、ソニー、ソフトバンク、NTTに次いで第6位。
- 米国での人材採用需要の高まりを受け、求人サイト「インディード」事業が好調。国内外の投資家からの買いが集まった。
温暖化ガス排出量の測定 中小企業も容易に
政府は21年度から、金融機関が投融資先企業の排出量を
簡易測定できるモデル作りを始める。
- 海外でも金融機関が投融資先の排出量を把握する動きがあり、歩調を合わせる。金融機関が測定したデータを通じて取引の排出削減を促すことで遅れがちだった中小企業の脱炭素の取り組みを加速させる。
- 環境省と金融庁が測定モデルを作る事業への参加を希望する金融機関の公募を開始。業種ごとに温暖化ガスをどれだけ出しているかを示す数値の平均値に、各社のエネルギー消費量や物流量の推計値を掛け合わせて概算値を測ることを想定している。
中国、教育分野の統制強化
上海市は9月から小学生の期末試験で従来実施していた英語試験を除外。
同時に習近平思想を必須化する。
- 3日、上海市は新学期から小学生高学年の期末試験の対象科目を英語・数学・国語から、数学・国語の2科目へ変更することを公表。試験回数も同時に減らす。
- 習指導部は学生の自由時間の不足や、学習塾等の教育費を問題視している、とするが、同時に思想教育を必修にしており、米国との対立長期化を睨み子供に愛党精神を植え付ける狙いもあるとみられる。
- 一方、過度な負担軽減策や思想教育は国際的に活躍できる人材の減少にもつながりかねない。
ガンホー純利益66%増 1-6月132億円
ガンホーの1-6月期の連結決算は、純利益が前年同期比66%増の132億円。
主力商品のパズドラが牽引。
- 売上高は21%増の510億円、営業利益は40%増の172億円だった。22年に10周年を迎えるスマホ向けゲームのパズドラが堅調。新規コンテンツの追加やゲーム内容の改善、人気アニメの「呪術廻戦」とのコラボなどが奏功した。
- 21年12月期の通期業績予想は、新規コンテンツ投入で短期的な変化が激しいため未公表。パズドラシリーズの売上高は通期実績のみ開示される。20年12月期の同シリーズの売上高は全体の55%を占めた。
マグネシウム、年初来高値
マグネシウムの価格が年初来高値を更新。
指標となる中国産の対日輸出価格は13日に3500ドル/tをつける。
- マグネシウムはアルミニウム合金の強度を高めるレアメタルの一種。足元のマグネシウムの価格は12年7月以来の高値。マグネシウムの世界最大の生産国、中国の生産コスト高が相場を押し上げる。
- マグネシウムの生産に使う石炭やフェロシリコンの価格が上昇している。中国では脱炭素の流れで石炭の使用規制が強化されている。鉄鋼向けの需要が堅調なフェロシリコンは、中国の一部の生産地では電力不足の影響で供給が落ち込んでいる。
米ディズニー、45%増収 4-6月 テーマパーク再開寄与
ウォルト・ディズニーの4-6月期決算の最終損益は9億1800万ドルと黒転した。
テーマパークの再開が寄与。
- ディズニーの4-6月期の売上高は前年同期比45%増の170億2200万ドル(約1兆8800億円)、最終損益は9億1800万ドルの黒字(前年同期は47億2100万ドルの赤字)だった。コロナ禍で営業を停止していた世界各地のテーマパークを段階的に再開。
- 米フロリダ州、米カリフォルニア州、上海、香港、パリにあるテーマパークをいずれも21年6月までに営業再開。動画配信サービスのディズニープラスの会員数も1億1600万人となり、事前の市場予測を上回った。
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